現在の女性は美意識が強い人が増えている。非難するわけではないが、そこまでして理想の体型や外見を手に入れたいと思うことに私は理解できない。昔の美人の特徴と言えば、少しふっくらしており、顔色も健康的な色で、目が切れ目という人が美人と称されていた。だが、時代が変わり、今では「目は二重の方がいい!」や「色白で痩せている方がいい!」という風になり、俗に言う「かわいいは作れる」とまでに落ちていってしまった。

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なんとも哀れな時代だ。膨よかな女性が多いイメージを持つアメリカでは、年間50万人以上の女性が脂肪吸引をし、細身の身体を手に入れているそうだ。日本とは逆である。日本は太っている人は自分が太っているという自覚がないため、そのような行動を示すことがない。むしろ、細身の女性が自分は太っていると勘違いし、余分な脂肪を取り除いてもらうために脂肪吸引をするというのが一般的に多いのではないだろうか。



そもそも、脂肪吸引とは太りすぎて歩けない人など、日常生活に支障がでる人に行っていたと聞いたことがある。つまりは、治療目的で大量の脂肪を除去し普通の生活ができるようにするためのものだったのだ。手術中の出血も多く、吸引を行えば死者がでることもあった。それがいつしか、医療技術の向上や医療機器の発展や進展により、確実に安全できる程まで改善されたことにより、本来の目的あった治療のための吸引ではなく、夢見る女性たちが求める理想の体型を作り上げるというものに変わっていき、今の脂肪吸引があるのだ。しかも、日進月歩進化し続けている医療はさらに女性にとって魅惑的な進歩を遂げてしまった。それが、健康面に問題を与えずリバウンドしないというものである。 日本で脂肪吸引が行われるようになったのは、昭和58年頃と言われている。

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当時の医療技術は今よりも劣っていたので、脂肪吸引をする際は、全身麻酔をし、普通に切って脂肪を取っていた、つまり、患者も医師も血まみれになりながらの大変な手術であり、患者は何日も痛みに耐え、皮膚には傷跡がはっきりと残っているという状況だった。今では考えられない。 現在の脂肪吸引は、超音波を使って脂肪を柔らかくし液状にした脂肪を、特別な医療機器を使って掃除機のように吸い取るのが主流となっている。しかし、メリットだらけの脂肪吸引もメリットばかりでない。リスクもあることも知って置かねばならない。