私にとって最高の一人旅の思い出をご紹介します。当時の仕事は販売職であったため、休みはシフト制でした。週に二日の休みはほとんどが平日で、土日の絡んだ連休はほとんどありませんでした。その頃、私はとあるバンドにはまっていました。いわゆる「追っかけ」というやつです。そして、私は職場の近くにある行きつけのカフェの店員さんに恋心を抱いていました。彼に会いたくて、出勤前、昼休み、退社後と一日に三回もコーヒーを飲みに行く程でした。そんな彼は広島県の出身で、「何とかじゃろ~」とよく広島弁を話していました。

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そんなふうにバンドとコーヒーに明け暮れていたある日、そのバンドのファンクラブ会員に配られる会報が届きました。最新アルバムの全国ツアーを開催するという情報です。会場は福岡・広島・東京・仙台・札幌の五ヶ所でした。目に付いたのはもちろん「広島」です。しかも水曜日です。「広島、行ったことないなぁ。どんな街なんだろう。」と、私は無性に広島に行きたくなりました。仙台は友人と二人で行ったことがありました。ほかにも目的はありましたが、やはりは間違いありませんでした。東京へ札幌は寒そうだし、福岡はちょっと遠いかな。。そして、私はついに決心して、水・木・金曜日の休みをとって、二泊三日の広島一人旅へ出かけることにしたのです。平日なので旅費はかなり安く上がりました。

周りにはライブに行くことが目的ということにしておいて、広島出身の彼の故郷を見てみたいというもう一つの目的は私の胸の中に秘めておきました。広島市内ではバンドのライブを堪能し、お好み焼きを食べまくりました。巨人ファンでもある私は、今は無き広島市民球場で一人「広島対巨人」を観戦しました。そして広島電鉄(通称ひろでん)とフェリーを乗り継いで宮島へ行き、厳島神社を拝んでから穴子を食べました。

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もちろん原爆ドームにも行きました。あまりに悲惨な歴史を目の当たりにして涙が溢れました。こうして私の広島一人旅は終わりました。ライブも広島もかなり満喫しました。一人旅の何が魅力かというと、もちろん「自由」なことなのですが、もっとつきつめると、「コストパフォーマンス最大の旅」にできることだと思います。限られた日数の中で、限りある予算の中で、自分が本当にやりたいことや行きたいところだけを凝縮することができます。何の妥協もいりません。満足度は200%といったところでしょう。その後、その憧れだった彼は私の夫になりました。また一人旅に出掛けたくなりました。